みなさんは百ます計算というものをご存知ですか?
百ます計算は小学生の基礎学力向上に効果がある計算トレーニングなのですが、割と新しい取り組みなので、知らない方も多いかと思います。
そこで、この記事ではについて100ます計算とはなにか、効果やデメリットについて解説していきます。
また、子供・大人の目標タイムについてもまとめてみました。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
この記事で分かること
- 100ます計算とは
- 百ます計算の効果
- 百ます計算のデメリット
- 子供・大人の目標タイム
100ます計算とは?
百マス計算(ひゃくますけいさん)とは、縦10×横10のますの左と上にそれぞれ0から9の数字をランダムに並べそれぞれ交差するところに指定された計算方法(加法、減法、乗法、除法など)の答えを記入する計算トレーニングです。
昭和40年代頃に岸本裕史の担当するクラスの児童の発想により生まれ、昭和60年代に「百ます計算」と名づけられたそうです。
教師ではなく児童が考え出したというのは驚きですね。
その後、弟子筋の陰山英男らが百ます計算を授業で活用し、小学生の基礎学力向上に成果を見せたことにより、「陰山メソッド」として話題になりました。
2003年には陰山英男の『徹底反復百ます計算』が300万部を超えるベストセラーとなり、多くの小中学校で授業や自習に取り入れられるようになりました。
私も2000年代に小学生だったのですが、『徹底反復百ます計算』は自宅にもあり、何度もやりました。
2006年12月には小学館よりニンテンドーDSソフトDS陰山メソッド電脳反復 ます×ます百ます計算が発売されるなど、市民権を得ています。
100ます計算の効果は?
100ます計算には、様々な効果があります。
- 基礎的な計算力がつく
- 集中力がつく
- 単純な計算を大量にさせることにより、児童に達成感を与え学習習慣になじませる など。。
100ます計算のいいところは、計算が苦手な子供でもゲーム感覚で楽しめる。
というところにあると思います。
100問解いても数分しかかかりませんし、本格的な勉強にとりかかる前にウオーミングアップとして取り組むのに最適です。
100ます計算のデメリットとは?
ネットで百ます計算のデメリットを調べたところ、100ます計算は集中力・計算力を高めるために用いる手法であり、“思考力の鍛錬にはならない”との指摘がありました。
確かに、これは私もそうだと思います。
100ます計算は思考力や判断力を鍛えるためというよりは、どちらかというと思考停止してひたすら計算して基礎力と集中力とを身につけるもの、というイメージです。
お子さんに学習させる際には、百ます計算だけに取り組むのではなく、文章題も合わせて取り組ませる必要があると思います。
子供(低学年・中学年・高学年)・大人の目標時間は?
陰山先生の著書「陰山式 ぜったい成績が上がる学習法」によると、年齢別の百ます計算の目標タイムは以下の通りです。
- 小学校低学年:2分以内
- 小学校中学年:1分30秒以内
- 小学校高学年:1分20秒以内
百ます計算は子供が取り組む前提なのか、大人の目標タイムについては特に記述が無かったのですが、まずは小学校高学年の目標タイムである1分20秒以内を目指すとよいと思います。
1分20秒が切れるようになったら1分以内を目指すとよいでしょう。
まとめ
この記事では、百ます計算の効果やデメリットについてまとめてみました。
お子さんがいる方はぜひ、取り組んで見てくださいね。